ロータリー

イタリアにも、一応交通ルールなるものがあるはずだが
『規則なんぞクソ喰らえ!』精神のイタリア人達

日本には確か
『譲り合う、その精神が、事故減らす』
てな交通標語があったような気がするが、ほとんどのイタリア人ドライバーには
『譲り合う』てな言葉の意味さえも解らぬに違いない

さて、そんな譲り合い精神皆無とも言える人民揃うこの国で、最近やたらに増えてきたのが
◎◎◎ロータリー◎◎◎である
Pa~お馬鹿なので、日本語で正式にナンと言うのか知らぬが
“円形交差点”・・・・・・・・・・・・・かな?

一般的な四差路の信号設置の交差点、当然の事ながら自分の進行方向信号が
赤なら止まれ
青なら進め
てな事は、日本の若葉マーク保持者でもわかる

Pa~住むイタリアの山奥では車の通行量も少ないので、都会に比べれば信号も余りなく、麓近くまで行って信号に出くわすと
「左見て、右見て、車ナシ、よし行け~~~!」
と、信号の色なんぞ関係ナシに運転しているのがイタリア人である

まあ、これはのどかな山奥の話、当然交通量が多ければ、流石のイタリア人達も、信号の色に従って行動せねばならぬ
しかし、大阪人よろしく、信号待ちに苛立ちを感じるイタリア人達

そこで出た~!のが、ロータリー交差点である
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信号待ちに苛立つから、取り払ってしまえ~!
しかし、交通量相当の交差点から信号を取り外せば、チョッと危険だなぁ
そうだ!丸~く、クルクル廻る式にしよう!
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とでも、大馬鹿君達は考えたのであろうか

この考え方も、心優しき譲り合い精神盛んな忍耐強い人民が居てこそ成り立つのではないかと、Pa~は思う次第なのだが・・・
また、四差路の単純交差点なら、まだ救われる

しかし~~~!!!下記の図(Pa~苦心の作)をご覧頂こう
このイタリアの交差点は、ご覧のように多車線道路・単車線路入り乱れる交差点である
車の通行量と言えば、東京大阪の中心街通勤ラッシュ時以上と思っていただこう
以前は、各路線に当然の事ながら信号があった
しかし、余りに多くの路が交差している為、信号待ちの時間も相当で、急いでいる時などはPa~も少々の苛立ちを感じたものだ
それを上記のようなイタリア人的思考回路で、信号を取り払ってしまったのである

頭脳回路がまともに働く日本の皆さんなら、下記のような交差点で信号がなくなった場合、どのような現象が起こりうるか想像がつくことであろう

車同士が接触して、少々凹もうが傷が付こうが平気なイタリア人ならいざ知らず
愛車命!の日本人や
控え目で遠慮深い人間は
いざ!このロータリー内に入り込んだら、一生出て来れないかもしれぬ
ロータリー
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